18歳の高校生ザック・ソビーク(Zach Sobiech)くん恋人アンダムルさんへの最後のメッセージ歌「クラウズ」(Clouds)骨肉腫(こつにくしゅ)で余命1年【ザ!世界仰天ニュース】2015年7月15日

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骨肉腫は代表的な骨のガンです。

【ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
脳腫瘍と骨肉腫。不治の病にかかってしもて、余命幾ばくもないふたりの若い衆が、入院した病院でたまたま同室になって、たまたま見つけたウオッカの勢いで、駐車場にたまたま停めたったギャングの1963年式(同じ車を中古車のオヤジがCD付きゆーてたけど、たぶん後付けやろ。ま、どっちゃでもエエことやけど)メルセデス・ベンツ230SLのカブリオレを乗り逃げして、海を見たことないゆー一方のニーちゃんの希望を叶えるべく海を見に行ったのさ、ゆーイカれたふたり組のちょい切ないおとぎ話ロード・ムービーや。

この前どっかの病院であった悲惨な殺人事件の方が現実や。末期ガンの患者やったおっさんが、どうせ死ぬんやから道連れにしたろと、やけくそになって同室の患者さんと看護士を包丁で刺し殺しよった。無茶苦茶な奴や。しかも、そのおっさん、刑に服すどころかすぐに死んでしもた。事実は小説(映画)より奇(悲惨)なり。

深刻なシチュエーションを作って、その悲惨さをこれでもかぁみたいに突きつけてくる暗ーい映画は好かん。お涙頂戴ものもどっちかゆーと遠慮したい。純愛ものもこの歳になると、ちょい気恥ずかしい。その点、この映画はおっちゃんの癇に障るとこがあんまりなかったから、まずまずエエ出来や。(偉そうーに)

アメリカンニューシネマとヴィム・ヴェンダースタランティーノを混ぜた感じ。芸術的とまでは言わんけどケッコー叙情的な映像と、テンポのエエはちゃめちゃストーリーがミスマッチ風にマッチしてた。

「脳腫瘍でもう手遅れや」と医者が告知しとったけど、イクラなんでもそんなバナナ。医者がそんなこと面と向かってゆーんやろか?ま、つっこみだしたら霧がない摩周湖やけど、これがヤケのヤンパチ話の大前提やから、負けといたろ。

◆◆ネタバレ注意◆◆ 車は手に入れたものの金がないから、まず、ガソリンスタンド強盗や、次に、パジャマのままで病院飛び出したんで、着る服も靴もないから銀行強盗やと悪事を重ねるんやが、コミカルな演出と誰も殺されたりせんので悲惨な展開にはならん。甘いゆーたらめちゃ甘いんやけど、おっちゃん、何かとゆーと、ころころ人殺しよる映画より気に入った。

『死ぬ前にしたい10のこと』の主人公は子持ちの若い主婦やから、やりたいこともケッコー慎ましいゆーかほほえましいみたいやが、こっちは、やっぱり若い男やから、ドーしても下半身の要望が優先されるみたいやった。希望は3Pやったが、10Pでも20Pでもできる状況なんやけど、ここでもそんな無茶はしよらん。 節操あるで。このにーちゃん。◆解除◆

この映画、なんか日本映画っぽいな。とゆーか、こーゆー映画やったら、日本でも出来るはずや。別にCG使いまくってるワケやないし、高そーなメルセデスはぶっ潰したりせーへんし。潰したんは安もんのドイツフォードやった。『ブルースブラザース』みたいに廃車の山作ったりはしよらん。パトカーは大分穴だらけにしとったが、ま、板金だけで治るやろ。ごっつい金かけんでも、シナリオが面白うて、監督がセンスよーて、役者がうまかったら、エエ映画は作れるもんや。

しかも、この映画、アメリカ映画と違うて、悪辣なプロデューサーがバックにおらんかったよーや。バイオレンスシーンもお色気シーンもあるにはあるけど、おとなしいゆーかさわりだけみたいな映画やった。えげつないプロデューサーやったら、もっと激しいシーン撮らんかいとダメだししよったやろ。。。

<おまけ>
それにしても、あのスケボー少年、ごっつー気ィ強かったな。それから、金髪オオカミヘア・白衣の胸ボタン3つはずしのナースなんかちゃんとした病院におるんか?もひとつ、ギャングも警官も射撃下手すぎ。あんなにタマ撃ったら、普通は1発くらい当たらずと言えども、かすめるくらいはするんとちゃうか。。。いつもU首シャツ姿の警官がみょーに気色悪かった。